弱い文明

恋人を征服し　愛を炎にくべよ
絶対者の打ち明ける永久不変
許しは究極的に犠牲となるを厭わぬこと
雄弁は征服者の証し
このありふれた悲劇のひとひらの中に
時と場所はその配列を組み直される
キャンデーは正当化され
ブランデーは神経をいやす
雄弁は征服者の側にある

君も、俺も
みんな歴史の中に沈んでいく
悲しき自由の女神をかかえて
同意を拒んだ世代として
世代として―

言い忘れたことがある！
雄弁は　征服者の側にある・・・

耳の聞こえない俺たちが
苦しんでいる人間の叫びに振り向くのに
何が俺たちにあればいい
苦しんでいるんだ
今　彼らは苦しんでいるんだ　なのに！

君も、俺も
みんな歴史の中に降下していく
悲しき自由の女神をかかえて
同意を拒んだ世代として.

世代―俺たちの世代