scene 3           Epitaph          including    March for No Reason   
  and   Tomorrow and Tomorrow



予言者たちが警句を記した壁が
裂け目に沿って 割れていく
あらわになった殺戮兵器の上に
まぶしく照りつける 陽の光
人々は おのおのの願いを
おのおのの悪夢を抱え込みながら 分断されている
そしていよいよ 沈黙が悲鳴を呑み込むとき
栄光の冠をかぶる者とて あるはずもない

避けがたい運命の門が連なる
隙間にまかれた時間という種子に
水をやるのは誰だか 知っている者はいるか?
支配者が勝手にルールを設定する世界で
知識など 物言わぬ死体のようなもの
僕には見える すべての人間の運命が
一握りの 愚かなやつらの手の中に・・・・


僕の墓には一言
「混乱」と刻むがいい
いたるところひび割れ 断ち切られた細い道を
僕は進む 這いつくばって 
その道の果てにたどりつくことができれば
僕らは再会し 祝福し合い 
皆で腰を下ろして 笑い合うこともできるだろう

 だが
そんな日は本当にくるのか・・・・?
僕は恐ろしい 恐れずにはいられないんだ
 明日 僕は泣いているだろう
 助けを求めて泣いているだろう
 明日も
 また明日も




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